01. はじめに…。
このページに入る前にクリックしてもらったボタンはラーメンのフォトだけど、決してラーメンだけを語るページじゃございません。
でもやっぱり最初はラーメンを語らせていただこうかな。
オレが実家の和歌山市に住んでた頃（高校３年まで）は、そりゃもう頻繁に中華そばを食いに行ったもんだ。
そうなのです。和歌山では「ラーメン」とは 言わないのです。「中華そば」なのです。
和歌山の中華そばは、基本的に「車庫前味」と「井出味」に別れています。オレは南海線和歌山市駅近くに住んでいて、小学校も中学校も高校もそんなに極端に離れていなかったために、「車庫前味」で育ったのです。
ラーメンとみそ汁は生まれ育った味がやがて「好み」となっていくのでしょう、いくら自分がウマいからと言って人にすすめても人も同じように「ウマい！」と言ってくれる訳ではありません。ただ、自分が生まれ育った味は、一度は友達や仲間に食ってもらいたいもの。オレがよく行ってた「まる山」も、よく友達を連れて行きましたよ～。
そのうちオレも東京に出て、そうこうしてるうちに全国放送のラーメン番組 で「和歌山ラーメン」がニョキニョキと顔を出し始めたのです。
留まるところを知らない「和歌山ラーメン」の勢いは、やがて横浜ラーメン博物館にも出店されることとなります。でもね、それは、それは、それは！「車庫前味」ではなかった.......。井出商店という、いわゆる元祖「井出味」と言われるトンコツ醤油味だった...。しかも「和歌山ラーメン」だった....。
オレが生まれ育ち、好きになった和歌山「中華そば」は、車庫前味なのです。だから最初は「えっ？！こんなに濃くってコッテリしてたっけ？！」って 思ったんだけど、周りの人たちの「最近、和歌山ラーメンウマいよね！」という言葉には悪い気がしなかった。むしろ嬉しいくらいなんですよ。和歌山はカレー事件で株を下げてたトコだからね。でもね、あのカレー事件以来、オヤジが電話で「つかさ。カレー送ったろか？」 が多くなってきたのは何だろう...。
オヤジもブラックジョーク入るようになってきたか...。
んなこんなで、次回の「食」、お楽しみに～！
