NISHI TSUKASA 
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趣味の館
〜マジック編〜

19. パーム

マジックをしてると、「パーム」と言う言葉がよく出てくる。これはヤシ科の植物。いやいや、そうじゃなくって、マジックでの意味は「手の平」ですなぁ。
マジックに限らず、野球でもパームボール(手の平に乗せるように握ってボールを投げる)っていうのがあるし、パーム貝もそうだし、パームトップコンピューターもある(手の平に乗るくらいのコンピューター)。

マジックでのパームは「乗せる」って言うよりも「隠す」時に使う事の方が多い。
コインであろうがカードであろうが小物であろうが、マジックにおいてパームは必修なんですね~。オレはコインマジックが好きだからコインマジックで例えますが、とにかく種類は多い。
使うか使わないかは別として、修得するに越した事はありません。そしてこれらは、朝、目が覚めて、ボ~~ッとしている状態であろうが、頭の中は別の事を考えていようが、身体で覚える事なんですね。頭でパームを考えていると、必ずタイムラグが入ってしまい、日常生活にない動きが出てしまいますね。そうなると怪しい。
オレが一昨年、コインマジックでアメリカ、ヨーロッパを回った時は、クラシックパームだけで、あっ!と驚かせてきました。一昨年見た夢の中の世界ですけどね...m(_ _)m 何でこんな夢を見たか...。

この頃、まだコインマジックを始めたばかりで、寝ても覚めてもクラシックパームポイントを確認しながらコインをイジってたからでしょうか。

さてそこで。たとえば右手にコインをクラシックパームする時、まず中指と薬指でクラシックパームポイントにコインを持っていきますが、その時、たいていの人は親指が突き出てしまいます。これは意外と素人にも疑われてしまいます。でもほんとに多いんですよ。マッスルパスを修得してる人はマッスルパス準備段階に入る直前にこの親指が突き出てしまいます。とくにマッスルパスはコインを食い込ませる必要があるからでしょう。まぁ、マッスルパスは特殊例として、さてじゃあどうするか。

これは、デビッドロスが片手に1枚ずつ、計2枚のコインを握るところから始めるコインムーブでやってるように手のひらを下に向けて握りこぶしを作るような感じでクラシックパームポイントに押さえ付ければ、親指は突き出ません。これ、結構さりげなくっていいんですよ。

そんなことばっかり考えてると、ついついライターやタバコやその他の小物が身の回りにあるとパームしています。かと言って、人の話を聞いてないかといえば、ちゃんと聞いてるんですよね。飲み屋でもそう。チーズをパームしたり枝豆をパームしたり、豆腐をパームしたり。豆腐はウソ(笑)。

枝豆で思い出したんですが、この前、ナポレオンズ、ボナさんと飲んだ時に、枝豆マジックをしてくれたんです。オレが普段よく行く店だったんだけど、まず店に到着してマスターがサービスで出してくれた枝豆をいきなりマジック道具にしてしまう。なんと素晴らしいコトか(^○^)vしかもこれが最高にオモシロイ!!!

カバンやポケットからカードやコインなどを出してマジックをするのは当たり前として、時々はこんなふうにとんでもないモノをマジック道具にしてしまうのもおシャレだなぁ、って思いましたね。だから普段、いろんなモノをパームして、つねに小物に興味を持って、それをいつ何時でもマジック道具に変えれるように頭を柔らかくしましょう!

今回はパームについて語ってみました。

  

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