NISHI TSUKASA 
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趣味の館
〜マジック編〜

28. 都々氏について...

さぁ。そろそろやっぱりこの辺で「マジシャン都々氏」について語りたいなぁ。
オレのフェイバリットマジシャンについては今まで何度も書いてきた。ナポレオンズのお二人。
マギー司郎氏。マーカテンドー氏。デビッドストーン氏。

みんなマジシャン業界では「実力派&大御所」で、それぞれに強烈な個性を持ってる。
オレのいうところの「実力派」とは、テクニックもさることながらエンタティナー性やアイデアマンだと言う意味も含んでいるのです。いざ自分のフィールドに立てば素晴らしいアートを描くし、土俵を降りればとってもフランクに接してくれる。何度も書いてきたけど、マジックをしていない時でもとってもとっても魅力がある。あっ、いけねぇ!司郎氏とストーン氏には会った事もしゃべった事もありませんが。

そしてオレのフェイバリットマジシャンに、今年、「都々氏」が加わったのです!
大阪は堺の生まれで、今もコッテリの大阪弁でツッコミの速さはマッハだし、ボケのボキャブラは星の数ほど。ちょっと前のオレのHPの日記に書いた。「彼はマジックにおける概念を180度変えているように見えます。が、おそらく逆ですね。大方のマジシャンは一番大切な部分を慣れと時代によって忘れてるだけなのかも。彼はマジックにおけるその部分をもっとも大切にしてきたから、このパフォーマンスや発想を得たのでしょう」と。これは、人間が生きていく上でも物凄く大切な事だと思うんですよ。

住むところ。食べるもの。乗り物。ビジネスに趣味。知らず知らずのうちにレベルが上がり、気がつけば一番大事な部分をどこかに置き忘れてきてる。レベルを上げる事を、お金をかける事と勘違いしてる人たちばかり。ほんとに大事な事は「やすさ」。
とは言ってもお金じゃなく、住みやすさ。食べやすさ。乗りやすさ.....。

マジシャン都々氏のマジックに対する姿勢や発想はおそらく生活の一部であり延長であると思うんだ。それは、TVで見た都々氏と、実際に会って飲んで話した都々氏とまっっっっったく同じだった。少しの違いもなかった。おそらく、誰も見れないであろう、お風呂に入る時やトイレに行く時や靴下を履く時や階段でコケる時も、まっっっっったく同じ人物だとわかるぐらいカッコつけないと思うしカッコいいと思う。あっ!何だか前にデビッドストーン氏の事を書いた時と同じになってきた。アバタもエクボ状態...。

さぁ、そろそろマジックの事を書こう(^○^)

都々氏はよく「オレ、むずかしことはでけへんねん。イキオイだけのヤツやねん~~」と言う。ん~~~~~、むずかしい事をむずかしく見せないマジシャンだと思う。この前、マギー司郎氏が言ってた。「マジックは、ガンバルな(笑)」って。「オレがガンバルと、お客さまもガンバル。会場全体が肩凝る(爆)。」

たしかに司郎氏のマジックもナポレオンズのマジックも都々氏のマジックも、10時間見てたとしても肩凝らないだろう。これはきっとお客さんに力ませないショーをするからだと思う。
かと言って、プロでも相当なテクがないと出来ない、って言う部分もたくさん見える。
けど最後には眉間にシワよらずに笑顔になれる。

タネなしのミスディレクションだけの(それって、一応タネってことか...)コネタでもアイディアが強力なのでほんとに楽しい(⌒▽⌒)パクりたくなる。
「こんなのやろうか~?」って言ったときの目や表情がもうミスディレクションで、実はまったく想像もつかなかった某、腹○術のモノマネ。あれはやっぱ、ミスディレクションのひとつだと思う。だってだって、オレは「声にエコーをかける事が出来るねん~!」って、「あんたがったどっこさ」にエコーかけてるからそのままやないのォ...。明日からは「声にエコーなんかかけられへんって~!ココ、どこやと思てんねん、お風呂やで~!」ってエコーをかける、そういうことかなぁ~、都々さんの発想だと。いやいや、甘いかなぁ、そんなもんやないなぁ...。

なんかだんだん文章がくだけて来たで~。しかも関西弁まる出しやし。
とにかくいっこもまとまってないけど、何を書きたいかと言うたら、キダタローええかげんにせなあかんで~、って言うことじゃなくって、あっ、オレ大人や言うてんのに書いてしもうたし、とにかくこんなにビンビンに伝わってくるマジシャンだからフェイバリットマジシャンにさせてもろうた訳で、都々さんの演技からも言葉からも文章からも、すべて教えられる事ばかりで、今の自分が一生懸命頑張ろうという気持ちになれた事が嬉しいということです、ハイ。

ちなみに、オレの知ってるすべての日本人の中で、将来、起きたきり老人になるだろうと思う人は都々氏とドラムの山下ぐらいなのです。あ、オレも。

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