NISHI TSUKASA 
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TSUBUYAKI

2006.05.25

今日の天気はモノ凄かったなぁ...。
天気予報で予想はしていたものの、ちょうど集中豪雨&雷雨の時に車に乗ってた。おまけに天気予報で知ってたのに傘を持って行ってなかったので車に乗る時と降りる時はビショビショ....。道路の白線はまったく見えないし、サイドミラーもほとんど見えてない。二子玉川からの帰りの環八は平均時速20kmぐらい。

別に渋滞してた訳じゃないんだけど、1時間に60mmぐらいの降水量なので深い深い水たまりだらけで危ない。ところで二子玉川ってトコは生まれて初めて行った。そこにダリというレコーディングスタジオがある。藤木直人さんのお仕事で行ったんだけど、久々にキーボードの杉山卓夫さんに会った。10年ぶりぐらいじゃないだろうか。西のライブツアーでお世話になった。卓夫さんはその昔、久保田利伸さんらとマザーアースというバンドを結成してる。そして今日、もっと久々に会ったのが今回のアレンジャーでありギタリストの高橋圭一さん。15年ほど前に中西圭三さんのギターを弾いてる頃、ドラムの山下に紹介してもらった。

久々のプチバブリーなレコーディングスタジオでのRecだったんだけど、いつも思うんだけど、歌のブースは孤独だ。狭い。でもオレはこれが好き。
手の届くところにミネラルウォーターがあり、コーヒーがあり、タバコがあり、500円玉がある(笑)。ドアをロックすると超デッドな空間。自分から発する音という音はどんな小さい音でもすべて聞こえる。

 

そしてコンソールの部屋に行くと、今のマルチはほとんどがコンピューター。
今日のRecもtoorsだったと思うが、アシスタントがモノ凄い速さで音を処理している。女性のアシスタントだったが、歌っていて何のストレスもなかった。素晴しかった。アナログの頃はよくあったなぁ。「あ~~~!西さんすみません、今、録音していませんでした~」とか「あ~~~!西さんすみません...今録音したテイクを消してしまいました」とか。それに「では4小節前から出ます」と言いながら30小節ぐらい前から出すヤツもいた。そんなヤツには違うメロディーを歌ってやったらひっくり返ってたなぁ。ハードディスクレコーディングになってからは「テイクを消してしまいました」は無くなった。アンドゥーで戻れる。

プライベートスタジオレコーディングが多くなって大音量で聴く事はめっきりなくなったが、こういうスタジオだとやっぱりラージ再生が嬉しい。

山下がギターの圭ちゃんの話をするときはいつもきまって「あのなぁ西君、圭ちゃんってメッチャ後藤久美子に似てるやろ」だが、いまだに意味がよくわからない(笑)。

いったいこの人のどこが後藤久美子なんだろうか.....。山下はたまにわからんことを言う。今度ゆっくりメシでも食いながら「あのね、なぜ後藤久美子なのでしょうか」と聞いてみよう。きっと大阪の人間だから「いや、ようわからんけど」と言うのだろうな。大阪の人間は困ったときに必ず「ようわからんけどな」と言う。和歌山の人間はせいぜい「そんなことオレ言うてへんで」と言うぐらいだけど(笑)。

さてそれと!ジャズピアニストの深井克則さんとアコースティックライブツアーの交渉成立!!!西の楽曲のジャズバージョンライブ近し???!!!ジャズツアーでは東北なども回りたいな!楽しみにしててね~!!!


2006.05.16

興味のない方には大変申し訳ないし、石川県人にも大変申し訳ありませんが、これはオレの青春であり、44年間とりあえず前に進めることが出来た大切な出来事です。27年前の忘れられない出来事なんです.....。それは1979年の夏の話です。オレが高校3年生の夏のお話。

オレの高校時代は吹奏楽で明け暮れていました。春夏秋冬1年中ホルンを楽しんでいました。吹奏楽祭(「すいそうがくさい」で変換したら「水槽が臭い」と変換された!!!)や吹奏楽コンクール、学園祭やマーチング、野球部の応援等...。この年もいつものように夏の高校野球の予選が全国各地で行われ、我が母校も連名加入校なので当然出場。オレたち吹奏楽部員も野球部の応援で球場に向かいます。3年の夏なのでこれが事実上、吹奏楽部員も野球部員も最後の行事となるわけですが、オレのクラスには3番ファーストのキャプテンがいて(授業中必ず寝ていたのを覚えている)それはもう、和歌山県営紀三井寺球場での彼の活躍は凄まじいものでした。全国大会の切符は逃したものの、熱い汗を流し切って3年間の部活動に終止符を打ちますが、当然、野球ファンのオレはその後、夏休みに行われる全国大会のテレビ中継に釘付けとなります。和歌山代表は箕島高校でした。

1979年8月16日、甲子園。
和歌山県代表、箕島高校は石川県代表、星稜高校と対戦。この試合が後の高校野球の歴史に残る名勝負となり、同じ世代を生きた者たちにとっては「最後まであきらめない心」を植え付けられました。この試合で感動の涙を流した視聴者もたくさんいることでしょう。
春・夏連覇を賭けた箕島高校は石井(のち西武ライオンズ)&嶋田(のち阪神タイガース)の黄金バッテリーで試合に挑みますが、星稜高校のエース堅田の豪腕、音(のち中日ドラゴンズ)などの強烈打線にどう立ち向かっていくのかが見物でした。この時点で3時間50分の死闘となることを誰が予想していたでしょう。試合は投手戦となり、1対1の同点のまま延長戦へ。
延長12回表、均衡を破ったのは星稜高校。箕島セカンドのエラーにより2対1。投手陣もさることながら、クリーンナップさえも高校生の体力としてはほぼ限界で誰もがこのまま試合は終わると思っていた。その裏、あろうことか2死ランナー無しから箕島、嶋田が同点本塁打。まさかまさかの振り出しに。この本塁打は、嶋田が打席に入る前に尾藤監督に「ホームラン打っていいですか?」と言い残して打席に向かっている。
そして14回裏、箕島が1死3塁のチャンスに星稜ナインの隠し球に引っ掛かり、サヨナラのチャンスが消えた...。この時のため息は今でも鮮明に覚えてます。延長16回表。星稜キャプテンのタイムリーヒットでまたもや3対2と勝ち越し。この時点でさすがに試合は終わった...と誰もが思ったでしょう。
延長16回裏、箕島の攻撃も簡単に2死。6番森川は初球を叩き、1塁へのファウルフライ。万事休す。ところが星稜1塁手が人工芝のつなぎ目につまずき、この打球を落球。その時の星稜ナインの笑顔と、落球した1塁手、加藤の苦笑いも鮮明に覚えています。カウントは2ストライク1ボール。この後の4球目が左中間スタンドに弧を描いて行ったのです。あの落球は悔やんでも悔やめないでしょう。実はこの年、甲子園球場に初めて人工芝を設置。
後の話ですが、落球した加藤選手は某自動車会社に就職し、「落球の加藤です!」というセリフで営業成績を伸ばしたそうです。

まさかまさかまさかの振り出し。延長18回表の星稜は2死満塁のチャンスを逃し、延長18回裏、箕島、上野のサヨナラ打で幕を閉じました。試合終了は夜の8時。かつてこんな高校野球の試合があったでしょうか...。この試合を題材にした著書も数多く出版されています。
この年、箕島は史上3校目の春夏連覇を達成しました。

オレはこの試合をどこで、どんな格好で、どんなテレビで誰と見ていたかをハッキリクッキリ覚えていますが、きっとこの試合を見ていた人はまったくおんなじでしょうね。今からでもVTRがあるものなら最初から最後まで何度でも見れると思います。

ちなみに、スバラシイのは、この試合があったお陰で、両校は10年ごとに当時のメンバーで試合を行っているのです。ちなみに2004年は尾藤監督は病気療養のため不参加、音と嶋田はプロ野球コーチとしてスケジュールが合わなかったため欠場していますが...。

今回のTSUBUYAKI、最初はウチの高校の話で、結局は箕島高校の話なんだけど、こんな書き方をしたらまるでウチの高校が春夏連覇したように思うでしょ?でしょ?でしょ?....誰も思わんか....。
ちなみにこの2年後は我が母校は箕島を倒して甲子園出場、ベスト8まで残りました。

なぜウチの母校が甲子園に出れたか。というか、なぜオレがいた3年間は甲子園出場出来なかったか。それはね、どうもオレのホルンの音が野球部の調子を狂わせていたんです。
ってアホか。オレのせいとちゃう。


2006.05.04

オレがお世話になっているFM西東京に「エトセトラ」という番組枠があります。毎週土曜日、夜11時30分から12時までの番組で、FM西東京・西東京市民スタッフなどで制作されているんですが、その第一土曜日は「大阪大使館」という番組です。

月に一度の番組なので年に12回なのですが、その番組にレギュラーとして出させて頂いてるんです。もうかれこれ2年になります。これはいったいどういう番組か、というと、ようするに「西東京市にひっそりと生息する関西人を勇気づけよう」という趣旨の番組。関西人=「ガラが悪い」「口が悪い」「横柄」「イチビリ」という、怪誕不経なイメージがあるが、そういう誤解をしている人たちに「実はそうではないんだ、接してみると情が熱くって優しくって思いやりがあって仲間意識が強いんだ....」ということを知ってもらおうとして、でも番組がグチャグチャでハチャメチャになって結局、いまだに一度も理解されていない、という番組なのです。ちなみに関西でいうところの「イチビリ」とは、「ギリギリ許すことの出来るヤンチャな人間、もしくはギリギリ許すことの出来るイタズラ好き人間、もしくはギリギリ許すことの出来る言動のイヤラしい人間」なのです。

もちろん出演者は全員関西人。大阪人、奈良人、和歌山人、京都人など。そしてこの番組の主役であり司会進行役である大使の「笹田大介」さんは誰にもマネすることの出来ない独自のトークスピードと関西を代表する知的なあほなのです。この「知的なあほ」というのが大切なのです。政治経済スポーツ音楽文学....すべてにおいて強烈な知識を持っているのですが、同時にその知識の裏側に見えるブラックでアングラなトークワールドも瞬時に創り出してしまう、まさに天才秀才関西人。そして彼のボケとツッコミはウケようがウケまいがオカマイ無しの、言わば西東京市のアイデン父ィ~なのです。そのうちこの番組の一部もmp3音源でUPしようとは思っていますが.....。

明日(5/3)はその収録日。明後日は吉川みきさん(西HPのリンクのページから訪ねてみて下さい)のネットラジオのゲスト。どちらもすっごく楽しみなのです。

さて、そんなこんなで今日はとある居酒屋にて、おいしい生タラコ&焼きタラコを食べてきました。ココのタラコはほんま、ンマイ。コチコチとしてるんですよ。まるで餅米を混ぜ合わせてるような食感なのですが、これがいいタラコの証拠。タラコは大好きなのですが、塩分が多いのであんまり量は食べれませんが...。そして今日いっしょに飲んだのは芸達者な大御所タレントの団しん也氏。

タレントというよりは、オレからしてみればジャズボーカリストの大御所なんですが、耳にするのはポピュラーな音楽が多いですよね。実は月1で銀座でジャズライブをされてますし、FM東京での音楽番組のレギュラーも持っています。そしてそして、彼の携帯に付いてるストラップを撮影させてもらいました。

カールおじさん。何を隠そう、カールのCMで「おらが~の~山にはおいしいものだけ~♪」と歌っているのは彼です。このCMを録音した昔、明治製菓から段ボール箱で大量のカールが送られてきたそうなんですが、デッカい段ボール箱5箱でもめっちゃ軽かったらしいです。
オレもバイシクルのトランプのCMソング作りたい。「バ~イバ~イバ~イバ~イ、バ~イシクルゥ~♪」。U.S.PLAYING社さん、いかがっスか?

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