NISHI TSUKASA 
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TSUBUYAKI

2006.06.23

ステキな友達が出来ました。
その方はイタリアに生まれました。
イタリアの某有名大学で日本の文化を学びました。
それからというもの、日本の文化にすごく興味を持ち、何度も何度も日本に足を運びました。彼女は大学の卒業論文で日本の「天狗」について追求し、自分の目で確かめるがためにまたもや日本を訪れました。そして2006年、西はその方と出逢う事となります。日本の文化にこれほどまでに興味を持って頂けたのは日本人としては誇りです。彼女に感謝します。イタリアが大好きな日本人はたくさんいますが、オレはイタリアには行った事がありません。イタリアの文化も音楽を通してのわずかなことしか知りません。大学受験での「カ~ロ~ミオメ~ン」だとか「サント~ネルコ~~レ」は歌わされましたし、挨拶も「チャ~オ」「ブラーボ」「チンチィ~ン」「ケボ~ナ」ぐらいはわかりますが、会話は苦しいです。

その彼女は、西の先日のアンプラグドライブに来てくれました。すごく音楽が好きなんですよ。彼女の大学はイタリアでも超有名な学校です。彼女と話しているうちに彼女がみるみる日本語が上達していくのがわかります。ほんとに我が国を愛してくれているんだなぁ、って感じました。
そして彼女からもう一人のイタリア人を紹介されました。その方は「浮世絵」に興味を持ち、日本を訪れています。ヘタな日本のお笑い芸人よりも日本のギャグが冴えてます。その方は東京大学大学院で浮世絵を勉強し、今は別の大学でさらに浮世絵を奥深く勉強しています。
その方がもう一人のイタリア人を紹介してくれました。その方はシェフです。やはり日本が好きで日本でイタリア料理店のお仕事をしています。日本酒が大好きで、料理も日本酒を組み合わせたりしています。
その方たちがイギリスの方を紹介してくれました。そのイギリス人は早稲田で英語を教えています。
そしてペルー人も紹介してくれました。

ある日、その方たちと飲み会をしました。

えらいことになりました。でもすごく勉強になりました。
みんな、日本語はちゃんとしゃべれるんですよ。でもオレはみんながしゃべってる言葉は聴き取れない事が多いんです。でもたった一日にして通じました。最高の仲間たちです。みんな、行った事もない日本の文化に興味を持ってくれて、日本にやってきたんです。大仏。城。浮世絵、天狗。我々よりもずっとずっと研究していて、よく理解しています。オレはその方たちに「四季ORiORi」を聞かせる事とマジックをする事しか出来ませんでしたが、音楽&マジックは間違いなく国境を越えていました。かつて、こんなチャンポンはあっただろうか、というくらい飲みましたね。

最初に出逢った彼女は、残念ながら今月末にイタリアに帰ります。

でも彼女にとっては日本は近い。また来年、来るらしいです。
オレが今回、すごく感激したのは、あちこちの土地で日本文化に興味を持ってくれてる方たちが、具体的に日本に足を運んでくれていること。その方たちが「日本はステキだった」と思ってもらえたこと。それに、「もしイタリアと日本がワールドカップで闘ったら?」の質問に、胸を張って「イタリアに決まってる」と言ったこと。小泉政権が代表する、あやふやな日本人独特のどっちにもとれる、「でも、」「ただ、」は恥ずかしいなぁ、って痛感しました。アメリカ牛は永久的に輸入するな。日本国民が安心出来ない限りはね。

イエスとノーをはっきり言えない日本人は確かにかっこよくないね。最近の本村さんの最高裁の判決も。差し戻しの意味が理解出来ない。本村さんと同じで、決して極刑だけを望んでるんじゃないんですよね。「ん~~~、でも日本も頑張ってほしいよね~!」じゃなく「イタリアに決まってる」と断言した彼女たちは、だからこそ他の国も愛せるんだと思いました。

Grazie di tutto quello che hai fatto per me

またお会いしましょう!


2006.06.14

ライブが終わって10日ほど経ちました。
ライブって体力と神経を使うなぁ。
普通の人の生活上ではまず使わない神経や体力を使う。
ほんとうはもっともっと30本や40本のツアーだと流れに乗れてペースをつかめるのかも知れないなぁ。メインじゃなかったが現に鈴木雅之さんの43本のツアーの時は疲れた意識はまったくなかったし。まだまだステージ上でミュージシャン同士がかけひきしている段階で最終日を迎えるのって、複雑だなぁ。それでも打ち上げでメンバーに意見を聞けば「最高の自分を出した」と言ってくれてるし、西もそれを感じとれたから数少ないツアーでも大満足で終えてるよ。

さぁ、そんなこんなでライブ熱も下がってきた今日この頃、大好きな方々のステージを見て来た。この方たちのステージを見ると必ず勉強になる。「必ず」さ。日頃から大変お世話になっているマジシャン「ナポレオンズ」のショーに行って来た。今日もたくさんの勉強をして来た。もちろん楽しんだ。最高に楽しかった。でもやっぱりこの人たち凄いや...。とにかく、何が凄かったのか、何が楽しかったのかをリポートしてみましょう。

4月後半ぐらいだったかな、上のフォトのハガキが届きました。ナポレオンズのショーはいつもすでにタイトルでワクワクするんです。コピーライター顔負けのタイトルです。
「ナポレ・オン・ステージ」。サブタイトルは「現在(いま)ニュースになるナポ・マジック」。その名の通り、今の旬のネタでも笑わせてもらいました。

まず、ショーマンシップは小屋選びから始まってます。自分たちが気持ち良く出来る小屋でもお客さんにとってどうなのかは大事な部分だと思うんですよ。今回のホールは「池袋シアターグリーン」の「メインホール」。シアターグリーンは3つのホールがあるんだけど、どのホールもすごくオシャレでまだ始まってもいないのに観客側がワクワクする。それはイスの角度も大きく影響してるんだと思う。決して前の席の190cmの長身男性でも邪魔にならない。全席指定だが、席並びもわかりやすく迷わない。音響も素晴しいし照明もステキ。まぁ、音響と照明は持ち込みだろうから、ナポレオンズのスタッフさんが素晴しいんでしょうか。

今回の「ナポレ・オン・ステージ」は早くからSOLD OUTで、実はボナさんがいい席を確保しておいてくれたんです。ボナさんありがとう。当然ですが、席に着いて廻りを見渡せばどの席も欠けることなく埋まってます。

上がそのチケット。あれ?半券も付いたままだ......ま、いっか....。
ナポレオンズのショーは何度も見に行ってますが、演劇のように必ず大きいひとつのドラマとしてのテーマがあるんですよ。まずそのあたりが勉強させられる。オレもただ単に何曲も歌を歌うだけのライブではなく、せっかくみんなが集まってくれた会場なら一つの夢やドラマを同じ気持ちで見る事が出来れば、といつも思うんです。今日のショーは素敵な「夢」でした。

ナポレオンズのお二人が素敵なマジシャンのお話をする。するとそのマジシャンが実際に現れて、ナポレオンズとバトンタッチする形でマジックを披露する。披露し終えたあと再びナポレオンズが出て来て、そのマジシャンのお話をする。「....っていうマジシャンがいるんだけどね」って。まるで今見た素敵なマジシャンは夢の世界だったのだろうか.....って。

一人目は古山 光さんと言って、色とりどりのシルクがこれでもか、っていうくらい出現する。「夢の世界」にはピッタリです。あまりの美しさに声も出ませんが、それでもさらに果てしなく出現するシルクにオレも含め、観客は声を出さずにはいられないでしょう。ブラーバですよ。照明もキレイでした。

そして二人目も女性で、KYOKOさんというマジシャン。美容師役のKYOKOさんが開店前からお店の準備をし、ひとりのお客さんがお店に入ってきて、髪を結っていくのですが、これをたった一人で二役しています。演技を終えた時点では誰もが一人で演じてた、なんて思えないぐらいみごとなパフォーマンスでした。古山さんの演技もKYOKOさんの演技も、まるでFISMを見てるようなハイレベルな演技でした。こんな演技、3mの距離で見せていただいていいのでしょうか....。

さてそしてメインのナポレオンズですが、そりゃもう~、よくしゃべってました!新しいマジックもたくさん見せてもらいました。ESPカード、なんで最後に当たったんだろう.....。
オレにはまったくわかりましぇ~ん....。そして串刺し。ボナさんも言ってましたが、3年前、串が言うことを聞かず(笑)、台に乗った女性が小声で「イタイ...イタイ...イタイ...」と言ってたのを覚えています(爆)。25周年の新宿でのショーのことです。でも今回はお見事!しかも割れなかったバルーンはちゃんと次のマジックにつながっていた!素晴しい!!!

とにかく、お客さんとのキャッチボールが素晴しかった。今日ナポレオンズが演じたマジックと同じマジックをムズかしい顔で演じるマジシャンも少なくありませんが、ナポレオンズが演じると客席は誰一人肩が凝らない。必ず楽しさをまとって演じるからなんでしょうね。

あ~、オレもこんな感じの、夢のある、照明的にも音響的にも素敵なマジ.....いや、ミュージックをやりたいな。持ち込みの照明で自分のライブなんてやったことがないですが、きっと世界は無限大に広がるんでしょうね。

今日はほんとうに素敵な世界を見せていただきました。ボナさん、パルトさん、ありがとう。
そして最後にちゃっかり「四季ORiORi」をお渡ししてきました。そしたらお返しに「ナポレオンズへの道」を頂いちゃいました!また行きたいな、ステキな夢の国に。


2006.06.05

ORiORi Unplugged Live は無事終了しました。

お忙しい中、そして遠くから来てくれたみなさん、ほんとにありがとう。
東京公演は、Live House側から予約ストップの連絡がありました。SOLD OUTなんてまったく考えてなかったので、ライブの数日前に関係者の予約を入れたところ、オーバーです、と伝えられました。座席指定はないので、そりゃあ無理にでも席を詰めれば座れるのでしょうが、そんな訳にもいかないですよね。せめてもの大入り袋として、CDを3枚、ライブハウスにお渡しいたしました。

さて今回は名古屋と東京のみのアンプラグドでしたが、やっぱり旅は天気が心配です。
でもオレたちにはもう何も恐れるものなどない(笑)。過去にも、台風上陸だろうが梅雨だろうが秋雨前線だろうが何だろうが、すべての雨を吹き飛ばしてきたのです。
今回も週間天気予報等では傘マークのオンパレードで、降水確率100%という予報の時もあったのですが.......晴れました....。道中で一度雨が激しかった瞬間はありましたが、ライブ本番の日、そして戻りの日もみごとに雨は降りませんでした!

お~っと、ライブリポートの前にリハーサルリポートから。

今回のアンプラグドは、初参加の米川英之さん(E.Gt)とおなじみ吉田典正さん(E.Bass)と西(Vo&A.Gt)の3人。もちろんバンドライブやレコーディングでは米ちゃんには大変お世話になってますが、アンプラグドは初めて。しかもオレのアンプラグドはすべて車移動なのでベッタリといっしょなのです。

 

フォトはリハスタジオでくつろぐ米川氏とセッティング中の吉田氏です。今回のアンプラの全21曲のうち、米ちゃんにレコーディング参加してもらった曲が5曲もあるのです。ただ、レコーディングで複数のギターダビングをしてもらってるので、いったいどこを弾いてくれるのでしょう(笑)。それも楽しみのひとつです。

 

フォトは米ちゃんのブルーギター、そしてまるでコックピットのようなフットスイッチ等。
さてさてリハは順調に進みます。というか吉田さんが進めます(笑)。段取王です。それに吉田さんは一度プレイしたことのある曲の進行はほとんど覚えているんです!わからんトコは吉田さんに聞く。これ、西アンプラの常識(笑)。

さて、ここでトラブルです...。何年か前から西のヤマハギターからノイズが出るようになり、どんどんノイズがデカくなってるように思っていましたが、まだいけるまだいける!と思っていたのがココへ来てちょっと耐えれないぐらいのノイズにまで育ってきました(笑)。ただ、この時点でのリペアはもう間に合わないとみて強行突破でそのままリハを続けます。
リハ6時間後、ほぼ全曲を制覇!凄い早さ!
ただ、問題はゲネプロでどこまで覚えてるか(笑)。
さらにパラダイスカフェでどこまで覚えてるか(爆)。
さらにミノトールでもちゃんと覚えてるか(超爆)。
ジョーダンですよ。譜面見てるんですから。

さてアンプラグドでの米ちゃんはどんなギターだ、って?バンドでのギターと何も変わらないです(笑)。ハデで豪快で、それでいて繊細な音色の選択。いえいえ、実はリハ前にそうしてほしい、とお伝えしたのです。アンプラグドなアレンジをするよりもきっと米ちゃんらしさが出るだろうし、西がアコギしか弾かないので音色でのバッティングを避けられる、というのもありました。
吉田さんと西の周波数の間で米ちゃんのギターが暴れてくれる。西の希望なのです。米ちゃんのカッティングのアクセント位置をよ~く聞き、かみ合うように西もカッティング位置を変更していき、まるでドラムのパラディドルのようなパズルを組み立てていくのですよ。でもね、2回目の演奏でもう一度体感出来るのを期待していると、米ちゃん、まったく違うことを弾いてる(笑)。「オレねぇ、本番でおもしろいフレーズが出ることも多いんだけど、同じこと二度と出来ないことも多いよ~」と言う米ちゃん。本番中の思いつきも楽しみ楽しみ!

さぁ!旅は始まりました!!!

 

 

まず、サービスエリアでソフトクリームを食う吉田さん。「めっちゃうまいソフトクリーム」のノボリに惹かれて食べたのはいいのですが、これが原因でめっちゃ体調が悪化。バリケードのような身体なのにめっちゃデリケートなのです。
その次のフォトは「豚まん」のノボリに惹かれて西が豚まんを買ってしまいました。静岡まで来ると、「肉まん」じゃないんですね...。関西は完璧に「豚まん」といいますが。
そしてその次は焼きそばを食らう米ちゃん。そうだった~!富士川はなぜか焼きそばが名物だったなぁ~。さっきも書いたように、途中、ほんの少しだけ雨が降りましたが、名古屋に着いた時にはまったく降っていませんでしたね~。名古屋に着いたのは19時ぐらいでした。まずチェックイン。この日は明日の本番に備えて、大切なミーティングです。い、いや、食事会です....。い、いや、飲み会です...。まぁ、ほどほどにして、ホテルに戻ります。さすがは大人です。本番前日はメチャはしません。

そして本番当日(5月28日)。
パラダイスカフェ21に着くと、なんと去年までとは楽屋が違っていました!ビルのボイラー室のようなトコで、張り紙には「天井にご注意。配管から水が漏ってくることがあります」って.....ほんまたのみまっせ~。しかも禁煙になってた!!!

とりあえず上に配管が通っていないトコに衣類をかけ、サウンドチェックに行きます。
そして恐れてたことが.....。西ギターのノイズがさらに悪化....。仕方なくマイクとラインの両方でいくことに決定。もともと生音はそんなによくない。マイクセッティングするのなら何もこのギターじゃなくていい。でもノイズがのってるから仕方ない。複雑な思いの中、マイクとラインのバランスはPAの方に任せましょう。

さて本番です!
オープニングは「黒潮ブルース」。リハでもサウンドチェックでも普通にイントロを弾いてた米ちゃんなのに本番ではイントロの前になんかついてるで...(笑)。思いつきのカッコいいフレーズにびっくりしたのも束の間、通常のイントロに戻りライブは始まったのでした!ビート感のある曲も含め、新旧の西曲を披露。でもやっぱりSAY&DOが多めの選曲。あ、それと、なんと!会場にはメディアレモラスで大変お世話になった制作ディレクターが見に来てくれていました!(今は名古屋のキャニオンにいるのです)。
そんなこんなで第一部ラスト曲の「君の途中で」で休憩に入ります。

上の本番中のフォトは見に来てくれた方に提供して頂きました。ありがとうございます。

さてそして休憩を挟み第二部へ。第二部はアカペラのコーナーです。「四季ORiORi」発売記念ライブです。まだ「四季ORiORi」からは1曲も歌っていません。第二部最初の曲は「四季ORiORi」からです!でもまだ歌いません(笑)。

ニセバイオリンを持って西ひとりで登場しました。バイオリンパク(笑)です。いわゆるアテブリ、弾きマネです。実は使用したバイオリンはプラスチック製で、内蔵ロムにより音が鳴るのですが、本物のバイオリンよりも重いのです。アゴ当てもビミョウに変な位置に付いているのでまともに弾くと鎖骨が折れそうなぐらい痛いのです。

これは玩具メーカーのトミーから発売している「evio」というオモチャバイオリン。
この表側だけを残して裏側ははぎ取って重さを約3分の1に。当然、もう二度と音は鳴らなくなりましたが、ライブパフォーマンスには代えれません。

この弾きマネで「ビバルディ」と「モーツァルト」を披露。2曲はしつこかったかな!アカペラアルバムを出すたびにこれをされちゃ困るよね。
そして「四季ORiORi」から3曲をちゃんと(笑)歌いました。

そして再びメンバーとともに「不思議な夢」。不思議な夢を演奏したんだから次はやっぱり不思議なマジックでしょ(笑)。実はこの日の朝、ホテルのポットでゆで卵を作り、マジックに使いました。本番中、半分はオレが食べ、半分は吉田さんの口に突っ込みました。2秒ほど「......食べたくない......」という「間」があったのは客席の誰もが感じたでしょう。そのせいでまたまた吉田さんは体調を崩します(笑・マジで)。顔はバリケードなのに心はデリケート(これはほんとうは本人の言葉です)。そして「フレーム」「今を抱きしめていれば」を演奏し、ビート感のあるサウンドへと流れていきます。

同じく上のフォトは見に来てくれた方に提供して頂きました。ありがとうございます。

ラスト曲はカレッジから「勇気の群れ」。無事本編終了となりました。アンコール頂きました。ありがとうございます。2曲ほど歌わせて頂きました。いつも思うのですが、アンプラグドでもバンドライブでも同じぐらい汗をかきますね~。この日も暑かった~。

それとね、吉田さんが言ってたけど、楽器を弾く格好っていうのは普段日常生活ではしない格好なので、とんでもない部分の筋肉だけを使っているらしいんですよ。それにオレは普段からギターを弾きまくってる訳ではないので、腕がダルい....。あ、そんなことより、ピックアップを直さなければ!!!

打ち上げも楽しませて頂き、次の日、オレらは11時出発で東京に向かいます。
途中、腹が減ったのでサービスエリアへ。

  

西は土手丼?そして吉田さんは和定食を食べました。帰りの道も渋滞することなく、雨が降る事もなく無事帰宅。

帰宅してファンの方から頂いたプレゼントを開けてみたら安らぐ物が入ってました。旅の片付けそっちのけでキャンドルに火を灯してしまいましたとさ。

さてさて、ギターだよ、ギター。リペアしなくては!米ちゃんに紹介してもらったギターの修理屋さんに即連絡し、急遽ピックアップを付けて頂けることになりました。どうせならFM西東京に置きっぱなしだったMartinにピックアップを付けてもらおうということになり、修理屋さんと米ちゃんに相談。慎重なマイクの選び方でホールにハメるタイプのマイクを付けることに決定。オレは歌いながらギターを弾くので、一番ハウらないタイプのピックアップがこのタイプだそうです。しかしまぁ、この飾り気の無いバディー。それがマーチンですね。オレはアコギならギブソンより絶対マーチン派。
さっそく助手席に大切な(大切ならFMにおきっぱにするな!)Martinを積んでリペアにGo~!

  

カーナビに住所をセットして向かったのですが、ここはどこ?この橋は何???なんだかものすごく遠いトコまで来てる気がするんですが......。

おや.....ビルの上にウンチが乗ってる(笑)。そうです。オレが向かっているのは葛飾区なのです!!!寅さんの町、葛飾なのです!!!

オレの好きそうな一品小料理屋や居酒屋が.....。こんなところにギター修理屋が???

ありましたありました、シンズミュージック。店内に入って社長さんとお会いして、まず感じたのが「この方に任せれば安心だなぁ」でした。受け答えの丁寧さ、散らばったギターの部品の数、精密機器の使いこなしやCDの数、ギターの腕。決して広いとは言えない店内ですが、社長の長年のリペアの腕やギターを愛する魂が詰まっていましたね。
6月4日がライブなのでご無理を言って早急に作業をして頂きました。鈴木さん、ほんとに有り難うございました。オレは首都高速が嫌いなので行きも帰りも下で帰りましたが帰りの道は修理に出した安心感とピックアップが付いて来る喜びとで早く家に着いたような気分でした。

6月1日は東京、渋谷にあるTSM(東京スクールオブミュージック)というところで1日講師を引き受けました。

  

今までにメディオスという学校や桐朋音楽学院などでも講師をさせて頂いたことはあるのですが、せいぜい1時間半ぐらいでした。今回はなんと3時間......。ボーカルやコーラスなど、専門的分野です。単発だとは思いますが、どんなお仕事でもそうだとは思うのですが、教えることによって自分も再確認を含め、勉強になるんですよ。

さぁ!そんなこんなで6月4日がやってきました!この日も雨に降られることはなく、午後2時半にミノトール2に到着。民間駐車違反取り締まりが始まったのでいつもより急いで楽器搬入&駐車場へ。PAさんの到着が少し遅れましたがサウンドチェックを開始。
さぁ!初めて鳴らすピックアップ!!!やっぱ、いい音です.....。この音がPAさんの腕によってどう客席に出ていくか、でしょうけど、とにかくハウりません。PAさんはローカットしていましたが、たぶんする必要はないかも...。そして無事サウンドチェックも終り、いよいよ本番です。

冒頭でも書きましたが、満席でギュ~ギュ~だったのでみなさん、大丈夫でしたか?
酸素は足りましたか???
ところで名古屋ライブ終わって衣装をドライクリーニングしたら、なんだか縮んだような.....。それとも?太った???石油系ドライだから縮まないよなぁ......あ、ちなみにジーンズは洗ってません(汚)。さてライブメニューですが、アンコールを除いて名古屋ライブとほとんど同じです。あ、マジックは名古屋とは違いましたが(笑)。ライブメニューは曲順表をご覧下さい。

無事ライブが終了し、打ち上げです。語りましたね~~~。いろいろと深い話もしました。
マジック?しましたしました。もちろんオレもしましたが吉田さんも米ちゃんもマジックしてましたよ。だいたい米ちゃんず~~っと輪ゴム持って研究してたから(笑)。それはそれとして、オレとしては今回はやっぱりマーチンによる収穫が大きかった。今後はもっともっとギターに取り憑かれてみたいと思います。

んなわけで最後までTSUBUYAKIを読んで頂いてありがとうございました。

ライブに来て頂いたみなさん、プレゼントまでくれた人たち、CD買ってくれた方たち、ほんとにありがとう。そしてメンバーのお二人、ライブハウスのみなさん、シンズの方たち、ありがとうございました。またすぐにライブやるからね~!!!またお会い出来ることを楽しみにしています!!!

ちなみにギターのピックアップ、そしてバイオリンのevioのフォトです。

 

四季ORiORi発売記念 Unplugged Live
「ORiORi Live Tour」Live Menu

M-01 黒潮ブルース
M-02 INSPIRE
M-03 深夜のマテリアル
M-04 ふらりふらり...
M-05 埃だらけの部屋で
M-06 家郷
M-07 君の途中で
M-08 ビバルディ四季
M-09 モーツァルトアイネクライネ
M-10 砂のラクガキ
M-11 雲に近い場所で
M-12 白い休息
M-13 不思議な夢
M-14 フレーム
M-15 今を抱きしめていれば
M-16 びしょぬれのKiss
M-17 Honey Honey Honey
M-18 高所恐怖症
M-19 勇気の群れ
M-20 Long Distance(東京Liveはさだまさしさんのカバーで「案山子」)
M-21 ぼくらのヒストリー

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