5月からスタートしたアコースティックライブ。
3組の違ったメンバーでアコライブの旅に出掛けました。
1組目はギターの蓮見昭夫氏との二人アコライブ。
大阪、和歌山。復帰第一弾ライブは大阪で。
そして生まれ故郷の和歌山へ。
このライブがやはり一番神経質になってました。
肺摘出手術後、初めてのライブ。17曲を歌う。とはいえ、2、3曲程度なら自宅で歌ったり居酒屋で歌ったりはしていましたが、息を吸うのも吐くのもリミッターが効いてしまうのがわかるんです。
べつに痛くはないし、しんどくもないんだけど、今までと違う違和感がある。でもね、同じ肺癌の同じステージ（進行）で手術をした方が、術後、もう大丈夫だろう、と趣味のテニスをして、肺が破裂した、という記事をブログで見たので怖さはありました。
http://blog.livedoor.jp/hiroppi_piro13/archives/1000995603.html
歌はアスリートだ、と言われています。プロのボーカリストが1本のライブをするのはフルマラソンにも匹敵するぐらい肺や気管を酷使する、と言います。
大阪ライブに続き、和歌山ライブの時、案の定、喉がヤラれました。大阪でのアンコールの「君を見てる…」で「ヒドい喉だなぁ」と気付いてましたが途中で力を抜くなんて出来ないのでガナるように歌い通しました。これが一番キツかったかも。
さてそして2組目は、元CCBギタリスト米川英之氏とキーボーディスト高橋亜土氏とのアコライブ。
静岡は三島と埼玉は川口へ。ただ、このライブは米川氏プレゼンツなので西は7曲とコーラスをちょこっとしか
歌いません。その代わりに米川氏と亜土氏のセッションも楽しめます。西としては曲数的には少ないので肺や喉への負担もないと思ったのですが思ったよりも息が前に出ずに苦戦した部分もありましたが、とーってもいい旅でした。
そして3組目は長い長いお付き合いのキーボード崩場将夫氏とのアコライブ。東京と名古屋。
曲数はアンコールも含めて22曲なのでかなり気合いを入れないと持ちません。そこでひらめいたのがトランペット。こんないいリハビリ道具があるのになぜ今まで考えなかったんだろう。ってなわけで、マウスピースのみのバジングで少しずつ少しずつ肺を慣らしていこうと思い、どうせなら1曲、披露出来るように頑張ろう、と。結果的には2曲吹きましたが（笑）。
6/28東京、9/5名古屋、レアレアハレィ。
1989年にデビューして、最初の頃はずっとキーボードで曲を作っていたので初期の楽曲を歌うにはギターのアンサンブルでは表現出来ない部分も多く、アコライブで避けてきた曲がたくさんありましたが、久しぶりに歌わせて頂きましたOn The Way To Hometownを。
そしてすべてのツアーで歌った楽曲もたくさんありました。アンパンマンのマーチ。やなせたかしさんのエピソードを交えながらバラードアレンジで。他に、大阪、和歌山では桑田佳祐さん作のアミダばばぁの歌。名古屋ではKOKIAさんの夢追人。愛知、至学館高校の校歌を歌いました。
このライブをするにあたって多大なお力を貸して頂いたK.Kさん、レアレアハレィのオーナーで、アンコールでステキなダンスを披露して頂いた原田さん、若いのか年寄りなのか怖いのか優しいのか得体の知れない、いや、でもほんとはとってもナイスガイなルイス。そしてたくさん迷惑をかけたのに終始にこやかで大人な対応をしてくれた崩場くん、そしてそして遠くからもたくさんかけつけてくれたお客さま。ほんとうにありがとうございました。
そして西司はもう冬に向けて動き出しています。また必ずどこかでお会いしましょうね。
以下は名古屋でのセットリストです。
ではでは。
◆2015.9.5 名古屋レアレアハレィ◆
【第1部】
M-01 ミヲヒソメテ
M-02 夜間飛行
M-03 僕らの未来
M-04 ON THE WAY TO HOMETOWN
M-05 TOO YOUNG～to be loved to love～
M-06 COLE
M-07 雨にかき消されて
M-08 TOMORROW
【第2部】
M-09 あの夏、君がいた
マジックショー
M-10 風土記の丘
M-11 エターナルストーリー（Cover）
M-12 アンパンマンのマーチ（Cover）
M-13 ANYTIME , ANYTHING（名古屋:夢追人（Cover））
M-14 今を抱きしめていれば
M-15 LONG DISTANCE
M-16 家郷
M-17 VIBRATION
M-18 フレーム
M-19 with LOVE
M-20 記憶の中で
【アンコール】
M-21 全部抱きしめて（名古屋:Heal The World）（Cover）
M-22 ふたり
