NISHI TSUKASA 
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TSUBUYAKI

2009.02.26

紀州紀ノ国梅干しの国。

梅干しってね、実は「梅干し」と「梅漬け」があるんです。いわゆる、漬けたものを干してるものと、漬けただけのもの。どっちにせよ、梅干しは「お漬け物」の一種です。

和歌山県日高郡みなべ町に高校野球やレスリング等、スポーツで有名な公立高校の「南部高等学校」があるんです。明治時代、その高校の先生がみなべ町でデッカい梅を見つけたんですよ。南部高等学校の経論でもあったことからその梅は「南高梅」と呼ばれるようになったんです。

和歌山のおばあさんは、みんな梅干しを漬けます。「みんな」です。「全員」漬けることになっているんです。和歌山では、75歳以上のおばあさんは梅干しを漬けないと罰せられます。和歌山にはそういう県の条例があるんです。あるかい!まぁジョーダンはええかげんにして、でもまんざらジョーダンでもなく、梅干しばあさんは多いです。そして、こういう迷信があります。「梅干しにカビが生えるとおばあちゃんが危ない」。これは本当ですし、迷信ではなく、事実なんです。和歌山の梅干しは塩分が20%近いんです。この塩の分量はほぼ決まっています。塩分が多いのは保存食でもあるからです。ところがおばあちゃんがボケてきて塩の配分を間違うと保存に弱い梅干しが出来上がってしまうことになり、カビが生えやすくなるんです。

ところが。現代人にとっての「梅干し」は「ハチミツ漬け」のような、いわゆる「調味梅干し」と呼ばれるもので、これはたしかに塩分控えめで甘くってフルーツ感覚で食べられる。

でもいかんせん、昔ながらの梅干しのように保存がきかない上に栄養素が失われまくってるんですよ。いくら塩分が20%近くあっても身体にいいのはハチミツ漬け梅干しではなく、塩分高い梅干しなんです。

ではなぜ塩分を控えたハチミツ梅干しより昔ながらの塩辛い梅干しの方が身体に良いのか。もともと梅にはクエン酸をはじめとする有機酸などが多く含まれてるんです。さらに梅には、たんぱく質・カルシウム・リン・鉄分・ビタミンなども多く含まれてるんです。とてつもなく身体によいんです。それでね、ハチミツ梅干しも塩辛梅干しも、最初、20%ぐらいの食塩で漬け込むんですよ。その段階では塩分はまったく同じ。そんでハチミツ梅干しの方は、そこから塩抜きを始めるんです。もちろん塩分は4~5%ほどに減塩できるんですが、このときに、せっかく身体によい有機酸を始めとする多くの栄養素がほとんど抜けてしまうんですよ。さらに保存がきかなくなります。そういうハチミツ梅干しの表示には「合成保存料、合成着色料は一切使っていません」と書いてます。でも、この表示はうまいこと書いてますね~。たしかに合成した保存料じゃないんです。

でも天然ではない酸味料や添加物を配合し、たべやすい梅干しにするんですよ。でもおそらく数ヶ月しかもたない。和歌山のおばあさんが漬け込んだ梅干し、驚くなかれ、100年以上の保存が可能なのです。ただ、100年も保存しておくということは、食べたい人がいないということなので作る意味を問われますが(爆)。

もうひとつ注意しなければならないのは、たとえばここにコップ一杯の水があるとします。そこに大さじ一杯の塩を入れます。それを飲むと塩辛いですよね!そこで、その塩水に大さじ3杯の砂糖かハチミツを入れます。
するとどうでしょう。飲めるようになります。これは、減塩ではなく、甘さをプラスして飲みやすくしているだけなんですよ。それと同じような梅干し作り。栄養価が失われた上に糖分を足す。もうこれは和歌山人にとって、いやいや、梅干し愛好家にとっては、こんなものは梅干しではありません。単なるシワクチャな物体ですよ。

白ご飯の上に真っ赤な梅干しをポコンと乗せた日の丸弁当。ホンモノの梅干し弁当は、これだけで十分身体によく、活力がみなぎります。食べやすい梅干しもいいですが、たまには本格的で身体によい塩っからい梅干しはどうですか?今、あなたの口は梅干しのように「キュイン~!!!」っていう口になってませんか?でもいいんですいいんです。塩っからい梅干しを一日ひとつ。元気の源です。ぜひぜひどうぞ。


2009.02.15

いつもTSUBUYAKIを訪れて頂き、ありがとうございます。

2004年3月にTSUBUYAKIがスタートしました。スタート当初のTSUBUYAKIを読み返してみました。最初の頃は訪れて頂いたことへの感謝の気持ちがたくさん込められていましたが、「慣れ」とは恐いモノで気がつけばこのHP、そしてTSUBUYAKIを訪れて頂いてることへの感謝の気持ちをどこかに置き去りにしてるんじゃないか、なんて思っちゃいました。いい機会ですので初心に返り、HPやTSUBUYAKIに限らず、西に接してくれているたくさんの方たち、たくさんのことに感謝し、これからもつねに日々勉強させて頂きたいと思っています。やってることが小さくても大きくても、有り難かったことに「ありがとう」、申し訳なかった事に「ごめんなさい」の言えないような「心のない人間」にはなりたくないな、と、そういうふうに思う今日この頃。

さてさて、先日行なったライブハウス花小金井TSPでの「MUSIC FUTURE2009」。8組のアーティスト&個性あふれる司会者さんたちとのイベント。
14時から21時までの約7時間、全部の出演者を最初から最後まで見てくれた方も何人もいらっしゃったみたいで、ほんとに感謝感謝でございます。ありがとうです。夕方、西はカバンにエフェクトを詰めて花小金井に出発。エフェクトを詰めたらマジック道具が入らなくなりましたが(笑)今日は我慢我慢。

そしてここがTSPの入り口。

総勢8組のFM西東京に関わって来たアーティストさんたちのイベント。
「第一回」の「MUSIC FUTURE 2009」。何かと「第一回」は大変ですよね。今回の実行委員さんたちもいろいろと試行錯誤の中、ここまで辿り着きました。西だって普段は自分のライブを企画・制作・主催する側ですから、ひとつのモノを一から企てる大変さ、よくわかります。とくに出演者の多いイベントは時間との戦い。紅白歌合戦や歌番組の裏側の慌ただしさは表側の華やかさとは違い、凄まじい戦場ですから。

楽曲もライブも映画も文学も、削る事の大切さってあるんですよね。以前、映画を撮った桑田佳祐さんが言ってました。「長い映画は誰だって撮れる。贅肉を落とし、必要最低限の長さまで編集する監督やエディターが素晴しい」と。イベントが押したときに、そのイベントに何が必要で、何を削らなければいけないか。時間が押したときに的確に指示を出せるプロデューサーの駆け引きや責任感たるものの重要さ。このイベントが回を増すごとにそのあたりの駆け引きが完成されていくことを期待したいと思っています。

この日の西のセットリストです。

★music future 2009★ 
~西 司 MENU~

M-01 PINK(Aerosmith)
  MC
M-02 YOU'VE GOT A FRIEND(Carole King)
  MC
M-03 今を抱きしめていれば
M-04 勇気の群れ
  MC
M-05 ふらりふらり
M-06 最後の頁(さだまさし)

さてさて話は変わりまして、先日の大阪大使館は久々にほぼ全員が揃いました。

後列左から、大阪大使館大使/笹田大介、菊人形大使/祥子、大仏大使/前川実紀、前列左から、芸術大使/西司、リズム大使/山下政人、あいづち大使/なかはらたいじ。このときの放送は
http://osakataishikan.seesaa.net/category/1712915-1.htmlから聴けます。

あ、事務所やFMにチョコいっぱい送ってくれた!!!イベントでもチョコ頂いちゃいましたm(;∇;)mほんとにほんとにほんとにありがとうです~~!!!昔とは違い、見てるだけでもほんとに楽しいチョコや、いったいどうやって作ってるんだろう!っていう芸術的なチョコ、入れものや包み紙もステキなチョコがいっぱい。お酒に関するチョコも多かった!!!日本酒もあったし、焼酎もあったし、ワインもあったし、ブランデー、カクテルもあった。ウケたのはチョコはチョコでも、オ猪口。それに、どう見ても芋虫なチョコやカブトムシ型のチョコ。一見グロテスクだけどオレは嬉しい。

みなさん、ほんとにほんとにありがとうでした!!!!!

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